帆で風を受けて進むセーリングヨットは競技としても人気で、愛好家が沢山います。
まさに船の原点とも呼べるセーリングヨットですが、機能性を追求したモデルも多数あります。
中でも有名なのがフランスで長く愛されてきたセーリングヨットの名門Beneteau社です。
今回はこの、Beneteau社のセーリングヨットについてご紹介します。
出典 : http://www.beneteau-croatia.hr/
Beneteau社について
まずはBeneteau社がどんな会社なのか見ていきましょう。
Beneteau社の歴史は1884年に創始者であるベンジャミン・ベネトーがクロ-デ-ヴィエに会社を設立し、スタートします。
世界大戦の荒波に揉まれながらなんとか生き抜き、1930年には現在社長を務めるアネット・ルー・ベネトウの父親に引き継がれます。
そして世界大戦も終わり、日本で東京オリンピックが開かれた1964年に現社長に会社が引き継がれます。
当時最先端技術だったファイバーグラスを使用したセーリングヨットの開発に尽力し、965年に初めて参加したパリのボートショーで長距離航行が可能なベネトー社のセーリングヨットが話題となりました。
このボートショーがBeneteau社の大きな転機になったと言っても過言ではありません。
1976年にはアンドレ・モーリックがデザインを担当したFirstシリーズの始まりとなったFirst30がパリ・ボートショーでボート・オブ・ザ・イヤーに選ばれただけでなくフィガロ・シングルハンドレースで優勝を勝ち取りました。
このFirstシリーズで成功を収めたBeneteau社は1982年にはセーリングヨットビルダーとしての確固たる地位を確立します。
そして現在に至るまで会社の規模は拡大を続け、様々な事業を手掛ける巨大なヨットビルダーへと成長したのです。
そんな100年以上の歴史のあるBeneteau社の造るセーリングヨットをご紹介します。
今回は実際に販売されているモデルの中でも人気モデルの外装・内装を詳しく見ていきます。
Beneteau社セーリングヨットの外装
セーリングヨットは大きな帆がついてどっしりとした船体でどれも同じと思っていませんか?
そんな常識を打ち破るのがBeneteau社のセーリングヨットです。
堂々としたその風格は見ているだけで心が吸い込まれるような感覚になります。
そんなBeneteau社のセーリングヨットの外装を実際のモデルを参考に詳しく見ていきましょう。
Sense 57
出典 : http://www.beneteau.com/en/sense/sense-57
細身なデザインで純白のその姿は優雅に海上を散歩する王女のような風格です。
操船席は海面に近く、スピーディーでスリルあるクルージングを楽しめるだけでなく、シャープな船体は航行に最も適した形です。
マストを広げればBeneteau社のセーリングヨットらしい堂々とした圧倒的な存在感となります。
見ているだけで楽しい一隻はBeneteau社を代表するモデルだからこそでしょう。
Oceanis Yacht 62
全長約19メートルもある巨大なモデルで、エレガントで美しいその曲線が魅力的なセーリングヨットです。
釣り合った船体、ツイン舵、完璧なセンタリングされたセイルプランなど、バランスが完璧に取れており高い操作性が売りです。
白を基調とした船体ですが、夕日を浴びればその姿はシャンパンゴールドの金色に輝きます。
風景と共に変化を重ねる幻想的な姿は見る者を魅了し続けます。
Oceanis 31
現在販売されているモデルの中では一番小さなモデルで、9.66メートルしかありませんが十分すぎるほどの性能です。
デザイン性も高く、弾丸のような無駄をそぎ落としたフォルムはとても美しく、芸術品のような雰囲気が漂います。
独創的かつ丈夫で快適なマリンライフを楽しめる1艇としてファミリークルーザーとして人気が高く、ファミリークルーザーカテゴリーで「Yacht of the Year」という権威あるタイトルを授与されました。
世界に認められているのですが、意外と知らない人が多いのが現状です。
Oceanis 31は小型クルーザーの魅力に気付かされる一艇です。
Beneteau社セーリングヨットの内装
Beneteau社のセーリングヨットの魅力は外装だけではありません。
快適なクルージングを楽しむためには内装も重視しなくてはいけませんよね。
Beneteau社のセーリングヨットはすべてのモデルで洗練されたモダンな内装で日々の疲れを癒し、非日常をあなたに与えてくれます。
モデルごとに特徴や魅力は異なります。
そこで今回は先程の3モデルの内装もご紹介していきます。
Sense 57
明るすぎないクリーム色を基調とした船内は落ち着いた印象で、ゆったりと過ごすには最適です。
海上の爽やかな海風が流れるように開閉可能の小窓もあるので気分転換に空気を入れ替えてみるなんて使い方も。
ソファなどの家具は色の変更が可能で、オレンジ色などの暖色系を組み合わせれば明るくポップな印象になります。
自分の好みの色に変えて完全オーダーメイドの一艇を作り上げるのも個人所有のヨットの醍醐味です。
広々としたキャビンは大人2人が寝てもスペースが余る程広く、窮屈さを感じさせません。
海上での宿泊も優雅に楽しんでみませんか?
出典 : http://www.beneteau.com/
Oceanis Yacht 62
近代的な造りで先進的なラグジュアリーホテルの一室のような雰囲気です。
自然光を取り入れやすい設計で、白とグレーの色使いの中に温かみを感じさせるモダンな内装をしています。
船内とは思えないほど広いキッチンや家族やゲストがゆったり談笑を楽しみながら食事を楽しめるダイニングテーブルなど生活に必要なもの全て揃っています。
もちろんシャワールームも完備しているので海で遊んだあとはさっぱりとリフレッシュ。
マリンアクティビティもクルージングも楽しみたい人にはとてもオススメなモデルとなっています。
出典 : http://www.beneteau.com/
Oceanis 31
コンパクトだけど窮屈さを一切感じさせない不思議なデザインは長年セーリングヨットを造り、ヨットの全てを知っているBeneteau社だからこそ。
10メートルもない船内にはキッチン、ベッドルーム、ソファ、テーブルの全てが揃っています。
カップルや夫婦での特別な日のデートをこのOceanis 31で過ごせば自然とお互いの距離が近くなるので仲も深まること間違いなし。
大きなヨットではないので日本のマリーナならどこでも停泊可能で、料金も安いのでコストパフォーマンス性の高い一艇と言えますね。
出典 : http://www.beneteau.com/en-as/oceanis/oceanis-31
Beneteau社のセーリングヨットを買うには
Beneteau社のセーリングヨットを買うにはBeneteauグループの日本総輸入販売元である「ファーストマリーン株式会社」へコンタクトを取るのが一番早いです。
ファーストマリーン株式会社はBeneteau社のセーリングヨット以外にもプリンセスやラグーンといった世界的に有名なボート会社の新艇・中古艇を取り扱っています。
価格はほとんどがASKとなっていますが、一部は公開されていますので、ぜひ「こちら」からチェックしてみてください。
また、購入をお考えの方は「こちら」から問い合わせができます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、Beneteau社のセーリングヨットについてご紹介しました。
100年以上の歴史を持つヨットビルダーで、その素晴らしさは写真からでも十分伝わりました。
どのモデルも洗練された美しさがあり、内装も一切の妥協がありません。
なぜ100年以上も続いてきたのかその理由がひしひしと伝わる良いセーリングヨットでした。