Riva、Pershing、Itama、Mochi Craft、CRN、Custom Lineといった有名なブランドと同じFerretti Groupに所属しているイタリアの名門Ferretti社。
クルージングを楽しむボートを造っており、その品質の高さは折り紙付きです。
イタリアで憧れの的で、もちろん国外からもFerretti社のクルーザーを買い求める人が引っ切り無しに訪れているのです。
今回はイタリアの名門ferretti社のクルージングボートをご紹介します。
出典 : https://www.ferretti-yachts.com/
Ferretti社の歴史
Ferretti Yachtsは、1968年、AlessandroとNorberto Ferrettiの二人兄弟が創立しました。
創立から3年後の1971年にジェノバ・ボート・ショーで最初のモデルである木製のモーター・セイラーが大きな賞賛を受けました。
その後兄弟の類い稀な才能により、Ferretti Yachtsは世界で最も有名な企業へと成長していきます。
1975年、Ferrettiの兄弟たちは、クルーザーに完全に専念するために今まで行ってきた高級自動車業を手放します。
それから7年後の1982年には最初のFerrettiモーターヨットがデビューしSUVクルーザーやクルージングボートを造っていきます。
1989年に更なる進化を求めて先進技術を取り入れるために新しいヨットの設計と新しい材料の探索を専門とするエンジニアリング部門を設立します。
そしてヨットのスポーツイベントで注目を浴び、1993年にFerretti of Americaを米国、カナダ、メキシコ、ベネズエラ、カリブ海でモーターヨットを販売するために設立し、全世界へボートをはんばいしていきます。
Ferretti of Americaは、ギリシャ、フランス、スペイン、ドイツ、イギリスに既に存在していたセールスネットワークと連携し、Ferrettiの海外販売の影響を拡大しました。
こうして作られたネットワークにより、90年代後半からモーターヨットを生産する企業にターゲットを絞った買収を通じて拡大戦略が開始されていきます。
Ferretti社のレースボートはWorld Offshore Championships Classで優勝を飾り、その技術力の高さを宣伝するいい機会になりました。
その後も様々な企業を買収し、数々のクルーザーを造り勢力を拡大させ今に至ります。
そんなFerretti社の造るクルージングボートをモデルごとに内装と外装の両方を詳しくご紹介していきます。
Ferretti社のクルーザーデザイン
Ferretti社のクルージングボートはまさに高級クルーザーといった面持ちで、どれも洗練された美しさを感じられます。
グラスファイバーで造られた白い船体は太陽光を浴びるとプラチナのように輝き、芸術品という表現がピッタリ合います。
海上を走らせれば周りの人の注目を集めること間違いなし!
そんな素晴らしいFerretti社のクルージングボートを現在販売されているモデルの中で一番大きいサイズから一番小さいサイズを含む3モデルをご紹介していきます。
FERRETTI YACHTS960
出典 : https://www.ferretti-yachts.com/
Ferretti社のクルージングボートの中では一番大きなモデルで、大きさは96フィート(約30m)もあります。
その姿は堂々とした佇まいで、物凄い存在感を感じられます。
最高速度はなんと30ノットと100フィート近いヨットですが驚異のスピードを出せます。
長年ヨットレースで活躍してきたFerretti社のクルージングボートだからこそ出せるスピードですね。
優雅なクルージングからスリルを感じられる高速クルージングまで幅広く楽しめる一艇となっています。
FERRETTI YACHTS780
出典 : https://www.ferretti-yachts.com/
先程のモデルに比べると少し小さくなりますが、それでも全長は78フィート(24m)もあるクルーザーです。
最高速度31ノットを実現し、スリル満点のクルージングが楽しめます。
船体はホワイト、窓はブラックで美しいコントラストのボディはラグジュアリーな雰囲気が感じられます。
船を走らせれば白波が立ち、まるで船体が海へ溶け出したような幻想的な光景となります。
船首にはソファがあるので、特等席でクルージングを楽しめますよ。
FERRETTI YACHTS450
出典 : https://www.ferretti-yachts.com/
Ferretti社のクルージングボートの中では一番小さなモデルです。
ですが、他のモデルに劣らない素晴らしいクルージングボートなのです。
大きさは46フィート(約14m)で、日本で購入しても置き場所に困らないクルーザーです。
開放的なアッパーデッキはクルージング中に風をダイレクトで感じられるように仕切りは最低限の高さに抑えています。
狭い空間を有効活用する工夫が沢山盛り込まれた一艇です。
Ferretti社のクルージングボート内装
内装はどのクルーザーもモダンでラグジュアリーな仕上がりで、快適なクルージングライフをサポートしてくれます。
セレブに愛される理由が伺える内装は、イタリアの職人がこだわりを持って丁寧に作っています。
各モデルごとにその美しい内装を見ていきましょう。
FERRETTI YACHTS960
出典 : https://www.ferretti-yachts.com/
開放的なアッパーデッキは明るい色で統一することで爽やかな雰囲気が溢れるリゾートにいるような気分が味わえます。
テーブルとイス、ソファが設置されているので天気の良い日にこのアッパーデッキでくつろげばまさに夢心地。
一つ下へ降りるとそこはホテルの一室のようなラグジュアリーな空間が広がっています。
窓から海を眺めて、バカンスを楽しみましょう。
ダイニングテーブルはもちろん、キッチンもあるので料理を作って味わうこともできます。
夜はキャビンでゆっくり疲れを癒しましょう。
ふかふかのベッドに落ち着いた色使いでリラックスするには最適の一室となっています。
壁には大型のテレビがあるのでベッドで横になりながら映画などを見られます。
極上のバカンスを約束してくれる一艇となっています。
出典 : https://www.ferretti-yachts.com/
FERRETTI YACHTS780
出典 : https://www.ferretti-yachts.com/
このモデルの内装は気品のある内装で、高級レストランのV.I.Pルームのような趣きです。
内装は黒を基調としており、ホワイトを基調とした外装からは想像できないような造りです。
大人の休日を過ごすにはピッタリで、落ち着ける休みを堪能できるでしょう。
広々としたキャビンにはダブルベッドを配置し、日々の疲れを癒してくれます。
ユニットバスルームもあるので、不自由は何一つありません。
出典 : https://www.ferretti-yachts.com/
FERRETTI YACHTS450
出典 : https://www.ferretti-yachts.com/
一番小さいモデルですが、狭さを感じさせない船内となっています。
メインデッキはコックピット、キッチン、ダイニングが一緒になり、全てがここで済んでしまいます。
デッキへ出てソファに体を預ければ潮風を感じてリラックスできるので、ゆっくりと時間を忘れてくつろぎたい人に特にオススメです。
キャビンは3部屋あり、うち2部屋がダブルベッドルーム、1部屋が2段ベッドとなっています。
2段ベッドのお部屋はユニットバスルームにし、空いたスペースを収納スペースとしても利用できるので、お好きなレイアウトを選択できます。
ベッドルームは少し狭いですが、その狭さが気にならない素敵な空間となっています。
毎日泊まれる快適なクルーザーとなっているのでぜひ別荘としてお使いください。
出典 : https://www.ferretti-yachts.com/
Ferretti社のクルージングボートの価格と購入
こんなラグジュアリーなクルージングボート、日本で乗ってみたい!と思う方もいるのではないでしょうか。
残念ながらFerretti社のクルージングボートの価格は公表されておらず、今販売されている最新モデルは中古市場にも出回っていません。
そのため購入希望の方は直接ディーラーに問い合わせるしかありません。
日本に正規ディーラーはなく、日本から一番近い支店は香港にあります。
公式サイトのページに連絡先がありますので、「こちら」からどうぞ。
まとめ
いかがでしたか?
今回はFerretti社のクルージングボートについてご紹介しました。
イタリアの数々のクルーザー会社を纏めているFerretti Groupの造っているクルーザーはどれも素晴らしいクルーザーでしたね。
日本に輸入しても十分楽しめるサイズから少し大きなものまで多彩な種類があります。
歴史のあるメーカーなので、10年前の中古品なら安く手に入ることもありますので、ぜひFerretti社のクルージングボートでバカンスを楽しんでみてください。