一般的なモータークルーザーやセーリングヨットは直線的ですよね。
その直線的なヨットが2個くっ付いたようなデザインのカタマランヨットが今注目を集めています。
抜群の安定性で、波が荒い日本でも快適なクルージングが楽しめるのです。
更に一般的なクルーザーよりも船内が広く、ゆったりとしたクルージングを楽しみたいセレブに大人気となっています。
そこで今回はカタマランヨットを造船するBALI社についてご紹介します。
出典 : http://www.kavas.com/
BALI社とは?
BALI社は2014年にCatanaグループから誕生したブランドで、フランスのCatanaグループの傘下という扱いになっています。
Catanaグループは元々「Poncinヨット」という名前で活躍していました。
ですが、2001年に現在のCatanaに改名、そして2014年にBALIブランドを立ち上げてCatanaグループとなりました。
10年以上にわたって世界各国の顧客に愛され、積んできた経験が現在のカタマランヨットの造船に生かされています。
現在は40~70フィートのセーリング&モーターヨットを造船し、フランス製のハイクオリティーなボートを世に輩出しています。
各国に代理店を設け、フランス以外の多くの人にBALI社のカタマランヨットの素晴らしさを広めています。
もちろん日本にも代理店はありますので後でご紹介します。
まずはBALI社のセーリングヨットについて見ていきましょう。
BALI社のクルーザー・ヨット外装
BALI社のボートは全てカタマランタイプです。
高速レースのアメリカスカップでも使われているヨットがカタマランタイプなのはご存知ですか?
カタマランヨットは一般的なクルーザーと違い、幅が広く安定感があるのが特徴で、安定したクルージングを楽しめます。
船のモデルによって若干の違いはありますが、カタマランの基本的な形は変わりません。
そんなBALI社のヨットは快適性を求め、現代的で洗練された外装が目を引きます。
では実際のモデルを参考に詳しく見ていきましょう。
BALI 4.0 Lounge
出典 : http://www.bali-catamarans.com/
カンヌボートショー2015で発表されたモデルで、トップレベルの人気を誇るBALI社を代表するモデルです。
優雅に海上を航行する姿は気品に溢れ、眺めていると吸い込まれるような感覚に陥ります。
マストもボディもホワイトで統一し、これぞ高級セーリングヨットといった雰囲気です。
この見た目で何と全体の長さが40フィートとは驚きです。
船首にはサンパッドもあるので優雅なクルージング中に太陽の日と海風を同時に満喫できます。
さらに日よけのシェードの上にもサンパッドを設置しているので高い目線から何も遮るもののない景色を思う存分楽しめます。
BALI4.3Motor yacht
出典 : http://www.bali-catamarans.com/
マストのあるセーリングヨットは高さが出せませんが、モータークルーザーであるこのモデルはアッパーデッキも備えています。
カタマランヨットならではの安定性とモータークルーザーの快適性が合わさった究極の一艇です。
その楽しみ方は無限大で、フライブリッジから水平線の果てまで楽しむも良し、プールサイドの一角のような船首でサンパッドに寝転び太陽を満喫しても良しです。
もちろん窓が取り付けてあるので船内からでも美しい海を満喫できます。
横幅があり安定感のあるカタマランヨットだからこそ楽しめることが多いのが特徴です。
他の人とは違ったクルーザーが欲しい人に特にオススメとなっています。
全長も43フィートと日本のマリーナでの保管も十分可能な大きさです。
BALI 5.4
出典 : http://www.bali-catamarans.com/
豪華なクルージングを楽しみたいのならこのモデルです。
BALI社の中では最大クラスのモデルで、全長55フィート・ビーム28.6フィートもあります。
帆船ですがアッパーデッキも備え付けられていて、BALI 4.0 LoungeとBALI4.3Motor yachtの良い所を集めたデザインとなっています。
2017年現在は販売されておらず、公開されている画像も完成予想のCGのみですが、それでも十分に美しさが伝わります。
BALI社のクルーザー・ヨット内装
せっかく快適性を求めてカタマランヨットを選んだのに狭く窮屈で居心地の悪い船内だと楽しいはずのクルーズが楽しくなくなってしまいます。
他社のセーリングヨットの中には航行に特化し、内装の快適性を捨ててしまったヨットもありますがBALI社のヨットはそんなことは一切ありません。
どのセーリングヨットもずっと生活していたくなるような素晴らしい内装で、狭い船内を有効活用する工夫が沢山散りばめられています。
次は各モデルの内装を順番に見ていきましょう。
BALI 4.0 Lounge
出典 : http://www.bali-catamarans.com/
無駄なものは置かず、機能性を重視した船内は明るい雰囲気となっています。
海風を直に感じられるほど開放的で、船内でゆっくりと休みながらクルージングの魅力を満喫できます。
キャビンへ降りればそこは高級ホテルの一室です。
狭さを感じさせない天井高で、キャビンは狭く閉鎖的であるという印象を払拭してくれます。
ふかふかのベッドに横になれば全身が包まれ、日ごろの疲れを癒してくれること間違いなし。
心地よく揺れる船が最高のリラックス効果を生み出してくれます。
出典 : http://www.bali-catamarans.com/
BALI4.3Motor yacht
出典 : http://www.bali-catamarans.com/
ラグジュアリーさ漂う船内はコックピットとリビング・キッチンが一緒になっていてゲストと近い距離で操船が楽しめます。
キッチンスペースも狭すぎず広すぎず調理にちょうどいいサイズ感で、一切の不自由さを感じさせません。
キャビンはシンプルで秘密基地のような隠れた機能が詰まったロマンが感じられる造りとなっています。
朝に起きたら朝日が入るように設計された天窓や暗い夜に枕元を照らしてくれる照明などディティールに富んでいます。
ちょっとした冒険心くすぐるキャビンで楽しいクルーズライフを楽しんでみませんか?
出典 : http://www.dreamyachtownership.com/
BALI 5.4
出典 : http://www.bali-catamarans.com/
高級ホテルのようなモダンで洗練された美しさの内装はこれぞ大人のプライベート空間といった雰囲気です。
ホワイトとブラックの美しいコントラストと空間を演出する丁寧なライトアップが上品さをさらに高めています。
大きく開放的な窓を四方に設置することで船内からでも海を楽しめるので日焼けが気になる奥様でも快適な船の旅をお楽しみいただけます。
遠くに沈む夕日や町の明かりを眺めながら食事をとればいつも以上に楽しいひと時になるでしょう。
大人の休日を過ごすにはピッタリの一艇となっています。
残念ながらキャビンの画像は公開されていませんので、続報を楽しみに待ちましょう。
BALI社のヨットを購入するには
こんな魅力的なクルーザーが欲しい!という人はどこで買えばいいのかと思いますよね。
クルーザーの本場は地中海を囲んでいるヨーロッパやフロリダ、カリブ海沿岸などです。
ですが、BALI社のセーリングヨットを取り扱う会社は日本にもあります。
それが約130年前に横浜で設立されたドイツ系商社の「ウインクレル株式会社」です。
クルーザーの輸入販売や中古艇の販売も行っている会社です。
ウインクレル株式会社の公式サイトは「こちら」からどうぞ。
まとめ
いかがでしたか?
今回はBALI社のセーリングヨットについてご紹介しました。
抜群の安定性が魅力のカタマランタイプのセーリングヨットは揺れも少なく船酔いしやすい人でもクルージングが楽しめる船です。
BALI社のクルーザーはどれもラグジュアリーで居心地の良いとても上品です。
さらに日本でも乗りやすい40フィート台がほとんどです。
ぜひBALI社のカタマランセーリングヨットで楽しいクルージングを満喫してみてください。