アメリカと言えばスポーツフィッシャーやサロンクルーザー・クルージングボートが有名ですよね。
中でも東海岸は激戦区で、数多くの造船会社がしのぎを削っています。
そんな東海岸のニュージャージー州から世界中のスポーツフィッシャー好きやサロンクルーザー好きのセレブを虜にしているのがVIKING(ヴァイキング)社です。
スポーツフィッシャーとサロンクルーザーの両方を造船するだけでなく、サロンクルーザーのラグジュアリーな内装をスポーツフィッシャーに応用しています。
今回はVIKING社についてご紹介していきます。
出典 : https://data.yachtcloser.com/
VIKING社の歴史
まずはVIKING社の歴史からご説明します。
VIKING社、正式名称「Viking Yacht Company」は1964年にHeaky BobとBill兄弟が木製のスポーツフィッシャーとクルージングボートで有名なニュージャージー州のメーカー「Peterson-Viking Builders」を買収したことで誕生します。
初モデルのリリースは1971年で、当時の最先端技術で現在でもつかわれているファイバーグラスで製作しました。
そして翌年の秋には現在でも設計のベースとなっているiking 40 ‘Convertibleがデビューします。
このモデルは大ヒットし、発売から16年もの間販売され続けたロングヒット商品です。
そして成長を続けたVIKING社は1987年に近代的で革新的な「Gulfstar Yachts」を買収し、大型モーターヨット市場に参入します。
しかし1990年代に入ると世界的な景気後退によりVIKING社の生産量も落ちてしまいます。
なんとか不況を乗り越えたVIKING社はその後更なる技術革新や環境保全に力を入れます。
中でも特徴的なのは1996年に兄弟が持続的な漁業と海洋環境の保全を目的として非営利団体を設立したことでしょう。
このレクリエーション漁業連合はRFAに100万ドル以上を拠出しています。
そしてその活動やVIKING社のクルーザーは世界へと認められる存在へとなります。
次はVIKING社のクルーザーがどういったものなのか、スポーツフィッシャーとサロンクルーザー両方の外装・内装をご紹介していきます。
VIKING社のクルーザー エクステリア
VIKING社のクルーザーはどれも純白の外装で、正統派な高級クルーザーです。
スポーツフィッシャーもサロンクルーザーもわけ隔てなく、高級感が感じられるデザインとなっています。
サロンクルーザーは現代的で、洗練されたデザインでより上質な海上の旅を約束してくれます。
スポーツフィッシャーは船尾のデッキにトローリングに特化した装備や沖釣りにか欠かせないツナタワーなど釣りに必要な装備は全て揃えています。
そんなVIKING社のクルーザーを実際に販売されているモデルを参考により詳しく見ていきましょう。
Billfish 37
出典 : https://s3.amazonaws.com/
VIKING社のスポーツフィッシャーの中では一番小さなモデルです。
ですが、コンパクトなその見た目とは裏腹に機能は他のスポーツフィッシャーと比べても何ら遜色ありません。
燃料は1,665リットルも搭載できるので、燃費の悪いトローリングや長距離の沖釣りでも燃料残量を心配することなく釣りを楽しめます。
さらにコックピットはアッパーデッキと船内両方にあるので、シーンによって使い分けも可能です。
船外のコックピットはツナタワーとしても利用可能なので、トローリングの際はこちらを使ってみましょう。
船尾デッキにはソファもあるので、ちょっとした休憩やテーブルを設置して海を眺めながらのランチに利用してみてください。
Open Bridge Convertible 92c
出典 : https://www.tuttobarche.it/
全長93フィートもの巨大なこのモデルはサロンクルーザーをベースとしたスポーツフィッシャーのようなクルーザーです。
広々としたアッパーデッキやその上へ伸びるツナタワーはスポーツフィッシャーとサロンクルーザーの融合形と言えるでしょう。
流れるような曲線美に艶やかなボディは目の肥えたセレブの皆さまでも満足する出来栄えです。
堂々とした圧倒的なサイズ感のスポーツフィッシャーで釣りが楽しみたい方にはオススメです。
Motor Yachts 75
出典 : https://www.hmy.com/
ホワイトとブラックのコントラストが美しい船体はこれぞモータークルーザーといった面持ちです。
サロンクルーザーとしての性質に特化したモデルで、トローリング機能やツナタワーといったものはありません。
その洗練された見た目はイタリアの高級クルーザー会社のモーターヨットのような雰囲気です。
長年に渡り、クルーザーを造り続けてきたVIKING社だからこそ、無駄をそぎ落としたデザインへと行きついたのでしょう。
快適さに特化した極上のサロンクルーザーを楽しみたいのならこのモデルで決まりですね。
VIKING社のクルーザー内装
やっぱりクルーザーは内装が重要!という方も多いでしょう。
せっかく外装が良くても船内が狭く、残念な内装だとクルーザーを利用する回数も減ってしまいますよね。
ですが、VIKING社のクルーザーの内装はどれもホテルの一室のような仕上がりで、非日常を味わうには最適な空間となっています。
次はそんなVIKING社のクルーザーの内装を先程紹介した3モデルを参考により詳しくご紹介します。
Billfish37
出典 : https://www.marlinmag.com/
コンパクトなモデルで決して広いとは言えない船内ですが、デッドスペースを有効に活用した設計となっています。
この字型のキッチンスペースでは釣り上げた魚の下処理をしたり、電子レンジで軽食を作ることも出来ます。
ガスはないのでIHヒーターですが、調理器具を揃えれば本格的な料理を作ることも可能です。
釣りで疲れたら夜はキャビンでゆっくりと疲れを癒しましょう。
キャビンは白を基調とした明るい作りで、朝日の差し込む窓もしっかりと設置されています。
収納スペースもあるので生活感の出るアイテムを仕舞えばホテルの一室のような雰囲気を楽しめます。
このように一番小さなモデルとは思えない工夫がなされた内装となっています。
出典 : http://i.cdn-surfline.com/
Open Bridge Convertible 92c
出典 : https://cdn.moreboats.com/
メガヨットも顔負けの内装は、ホワイトをベースとしつつウッド調の家具で味のある質感を出しています。
照明にもこだわり、細かいディティールがラグジュアリーなムードを一層際立たせています。
多数のゲストと共に楽しむことを想定したキッチンカウンターはお酒を楽しむのにも最適です。
一流ホテルのプライベートラウンジのような空間が船内でも楽しめます。
そしてクルーザーの最大のポイントであるキャビンは極上のリラックス空間となっています。
日々の喧騒を忘れ、身も心も預けられるベッドに専用のデスク、大画面のテレビまであります。
船内とは思えないその作りにずっとこのキャビンで生活したくなること間違いなしです。
休暇は必ずここで過ごしたいと思えるほど洗練された空間をぜひお楽しみください。
出典 : http://www.charterworld.com/
Motor Yachts 75
出典 : http://www.charterworld.com/
開放感あふれる窓にヴィンテージ感の漂うフローリング、現代的な家具といった贅沢の限りを尽くした内装となっています。
ソファとイスをあえてツートンカラーにすることで都会的な雰囲気を出しています。
水平線へ沈む夕日を眺められるのも遮るものが何もない海上だからこそ。
幻想的な風景を楽しみながらシャンパンをゲストと一緒に楽しめば思い出に残るワンシーンとなるでしょう。
船の形を利用した形状のキャビンからホテルのような一室まで様々なキャビンが楽しめるのも船の楽しみのひとつ。
どのキャビンも現代的なデザインで隠れた収納スペースもあるのでインテリアを自分好みに染めれば洋上の秘密基地の完成です。
ラグジュアリーで上質なキャビンもぜひご堪能下さい。
出典 : http://www.gandlb.com.au/
VIKING社のクルーザーを購入するには
ここまでVIKING社のクルーザーの魅力をご紹介しましたが、実際に購入したい場合はどうしたらいいのでしょう。
VIKING社ほど大きな造船会社になれば日本へ進出していないはずがありません。
VIKING社の正規ディーラーは横浜市金沢区にある「株式会社 キーサイド」が務めています。
キーサイドは磯子区に展示場がある大きなクルーザー販売業者です。
クルーザーの購入を検討している方はキーサイドのお問い合わせフォームから相談してみてください。
まとめ
いかがでしたか?
今回はVIKING社のクルーザーについてご紹介しました。
本格的なスポーツフィッシャーからサロンクルーザー、その2種類が融合したクルーザーまで多種多様なクルーザーがありました。
スポーツフィッシャーの激戦区ともいわれる東海岸で長年生き残り続けた理由が伺い知れましたね。
VIKING社のクルーザーは日本でも取り扱っているのでぜひキーサイドの磯子展示場で実際にご覧になってみてください。