帆で風を受けて進むセーリングヨットは競技としても娯楽としても楽しめるものです。
個人所有のセーリングヨットは人気があり、モータークルーザーに比べると比較的安価なのも人気の理由です。
そんなセーリングヨットですが、今海外のセーリングヨットが注目されているのをご存知ですか?
世界一過酷なヴァンデグローブレースに日本人で初出場を果たし、セーリングヨットの知名度は今上昇中です。
そこで今回はセーリングヨット会社JEANNEAU(ジャノー)についてご紹介します。
ヴァンデグローブについて詳しく知りたい方は
出典 : http://eby.rightboatexpert.com/
Jeanneau(ジャノー)の歴史
JEANNEAU社がフランスで誕生したのは今から約60年前の1957年です。
創始者のアンリ・ジャノーは飛行機や自動車に興味があり、家の窓からボートが通り過ぎるのを見てボートの魅力の虜になります。
そして木造の船体を建造し、パリの6時間耐久レースに出場しました。
1958年には初めてのガラス繊維船の製作に挑戦します。
現在でもつかわれている素材で、石油化学製品である当時の最先端新素材はその後の技術革新をもたらします。
1963年に最初の生産ラインを確立、1964年に生産したヨットで顧客の心を掴み、成功を収めます。
そして節目となる1970年になる頃、セーリングの「民主化」が始まり、ボートの生産も上がっていきます。
ジャノーがこの1970年に発表したモデルは3000本以上を売り上げる大成功を手にしました。
その後はスポーツヨットの生産も行い、アメリカズカップ、グローブチャレンジャーなど競技ヨットの数々を生産します。
今ではダイナミックなセーリングヨットから小型クルーザー、SUVクルーザーなど様々な種類のクルーザーを造船しています。
そんなJeanneau社のクルーザーですが、今回はセーリングヨットを重点的にご紹介します。
フランスらしい気品に溢れたJeanneau社のセーリングヨットは外装・内装ともにエレガントで美しいものばかりです。
そこで今回は実際に販売されているモデルから3モデルをピックアップし、外装・内装をご紹介していきます。
Jeanneau社のセーリングヨット外装
ホワイトで統一された船体は白波と同化し、海のブルーとのコントラストがとても美しくなります。
中でも目を引くのはマストの高さとリーチの長さです。
どのモデルも大きさに合わせ、完璧な設計で風を受けて走るのに最適な大きさとなっています。
では、そんなJeanneau社のセーリングヨットを見ていきましょう。
jeanneau 64
出典 : https://www.jeanneau.com/
ジャノー社を代表するセーリングヨットで、古典的な雰囲気とエレガントなボディラインが特徴的です。
現代的なデッキは時代を超越した魅力が感じられ、心の底からクルージングを満喫できます。
全てのJeanneauヨットは安全で、速く、楽しく航海することができますが中でもこのモデルは硬い弦を組み込んだモダンな船体で、最新技術によって造られいるので抜群の安定性を誇ります。
外装のレイアウト変更も可能で、自分好みの一艇を造ることができます。
SUN FAST 3600
出典 : https://www.jeanneau.com/
軽量でパワフルな船体で、全長11.25メートルと少し小型です。
クルージングを楽しむことに特化したモデルで、風任せの心地良いクルージングを楽しみたい人にオススメです。
走りに適したフォルムで、スピードが出るのはもちろん高い安定性と操船性がとても魅力的です。
快適なクルージングよりもスリルあるスポーティーなクルージングを楽しみたい人向けの一艇です。
SUN ODYSSEY 519
出典 : https://www.jeanneau.com/
全長15.75メートルの少し大型のセーリングヨットで、横幅が広くどっしりとした印象のあるモデルです。
世界的に有名な海軍建築家によって設計され、最新の設計開発と革新が取り入れられています。
ディティールにこだわり、フランスの職人が作り出すその曲線美は美的嗅覚の鋭いセレブでも納得すること間違いなしの出来。
モータークルーザにはない帆船だからこその魅力を思う存分満喫できます。
Jeanneau社のセーリングヨット内装
クルージングの楽しみはデッキで海風を楽しむだけではありません。
ちょっとした宿泊や食事なども非日常を演出する重要なファクターです。
内装が残念だと旅の思い出も色褪せてしまいます。
ですがJeanneau社のセーリングヨットは機能性と快適性を重視し、過ごしやすいモデルもあります。
あまり海上が得意でないマダムも通いたくなるほどのクオリティの船内はまさにバカンスを過ごすには最適です。
次は各モデルの内装をご紹介します。
jeanneau 64
出典 : https://www.jeanneau.com/
自然光を沢山取り入れられるように窓を天井にも取り付け、明るい色使いにすることで暗くなりがちな船内を華やかな空間にしています。
キッチンとデスク、ソファ・テーブルもあるのでちょっとした作業や食事も快適に楽しめます。
キャビンは全部で3部屋あり、ツインが1部屋、ダブルが2部屋となっています。
一般的なセーリングヨットののキャビンは天井が低く圧迫感がありますが、このモデルは天井も高く収納スペースも沢山あります。
生活感を出さないホテルのようなラグジュアリーさを兼ね備えており、普段は味わえない高揚感を楽しめます。
ちょっとした休憩に使うのにも最適なキャビンとなっています。
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SUN FAST 3600
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走りを楽しむためのセーリングヨットなので内装は無駄なものは一切ないシンプルな造りです。
ホワイトで統一された船内は清潔感溢れる雰囲気となっています。
少し小さめですがしっかりとシンク付きのキッチンも備え付けられているのでちょっとした手料理も楽しめます。
デッドスペースを活かす造りのキャビンはちょっと横になって休憩したいときに最適です。
収納スペースもしっかりとあるので、着替えなどを仕舞っておけます。
全長11.25メートルしかありませんが、しっかりとクルージングに必要な設備は全て整っています。
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SUN ODYSSEY 519
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木目調の家具と明るすぎない色合いの壁紙で落ち着いたモダンな大人の空間となっています。
ゆっくりと時間の流れを楽しめる船内で日々の疲れを癒し、休暇を思い存分満喫できます。
T字の形をした独特のキッチンは空間に限りある船内の構造を最大限に生かす工夫の表れです。
キャビンはリビングとは違い、少し明るめの壁紙を使用しています。
これは日の光が入りにくくて暗くなりやすいのであえて明るい色使いで広く見せているのです。
もちろん暖色系の照明に切り替えれば落ち着ける寝室に早変わり。
夜と朝では雰囲気がまったく違う素晴らしいキャビンです。
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Jeanneau社のセーリングヨットを購入するには
神奈川県三浦郡葉山町の「オデッセイマリーン株式会社」という会社がJeanneau社の総代理店として、輸入販売及びサービスを行っています。
横浜ボートウェアへ出展したり試乗会を開催したり、実際にセーリングヨットを見ることも出来ます。
公式サイトのトップページにニューモデルや試乗会などの情報が載っています。
Jeanneau社のセーリングヨットが気になるという方はぜひ一度公式サイトをご覧になってみてください。
まとめ
いかがでしたか?
今回はJeanneau社のセーリングヨットについてご紹介しました。
セーリングヨットと一言で言っても内装に凝ったもの、船体の機能性に富んだものなど様々でした。
1957年から約60年も続く造船会社の素晴らしいセーリングヨットをぜひ一度その目でご覧になってみてください。