既にクルーザーをお持ちの方もそうでない方も楽しめるのがボートショーです。
世界各国から集まるクルーザーやセーリングヨットを間近で見られるイベントで、1日では見て回れないほど大規模なものばかりです。
初心者から上級者までが楽しめるラインナップで、会場によってはカヌーで遊べるスポットも完備されています。
今回はそんなインターナショナルボートショーの全てをご紹介していきます。
ボートショーとは?
ボートショーはただボートを展示するだけでなく、マリンライフをサポートするグッズの販売も行う見本市です。
日本で開催されている「ジャパンインターナショナルボートショー」はパシフィコ横浜の屋内展示と横浜ベイサイドマリーナの屋外展示(フローティングボートショー)の2会場で行われています。
日本で大型のクルーザーを乗る人はあまりおらず、水上バイクのようなマリンスポーツで使用されるボートを中心に展示・販売されています。
もちろんセーリング用のヨットも展示されており、初心者の方でもわかりやすいように説明が書かれています。
ボートショーはボートの魅力を発信する場とも言えます。
そんなボートショーですが、実は世界各国で大規模な一大イベントとして開催されているのをご存知でしょうか。
日本では滅多に見れないイタリアの高級クルーザーメーカーからフロリダのスポーツフィッシャーなど世界60か国以上からボートが集まるイベントがあります。
次はそんな世界各地で行われるボートショーについて見ていきましょう。
マイアミ インターナショナル ボートショー
出典 : http://www.miamiboatshow.com/
観光地としても名高いマイアミで開催されるボートショーで、スポーツフィッシャーでトローリングを楽しむ屈強な海の男たちが集うイベントです。
クルーザーだけでなく、釣り用品も展示されるというまさに釣り好きの楽園です。
2018年の開催は2月15日~19日の5日間で、入場料は13歳以上25ドルとなっています。
5日間入場パスは100ドル、2日間入場パスは45ドルと自分の滞在日数に合わせて選べるプランもあります。
陸上と水上に1,300以上のボートがあり自由に見学することができます。
メーカーに詳しくなくてもカッコイイ見た目のスポーツフィッシャーを間近に感じられるので、良い思い出として記憶にずっと残り続けるでしょう。
マイアミ インターナショナル ボートショーではどういった場内イベントが開催されているのか詳しく見てみましょう。
水上で行う体験イベント
出典 : http://www.miamiboatshow.com/on-water
マイアミ インターナショナル ボートショーでは水上セーリングワークショップを体験できます。
事前予約と料金が必要になりますが、狭いスペースでのボートの扱いなどの技術的なことを学べます。
ボートに乗ったことのない初心者向けの内容から経験豊富な上級者向けの内容まで様々な種類があるので、自分の技術力向上のために参加してみてはいかがでしょうか。
もちろんインストラクターは外国人なので英会話スキルが必要になりますのでご注意ください。
詳しい体験内容は「こちら」からどうぞ。
大型クルーザーに乗船できるVIP体験
ボートショーの目玉でもある111フィートもあるクルーザーに乗り、VIPの気分を楽しめる体験です。
事前に100ドルのVIP体験チケットを購入する必要がありますが、シグネチャーカクテルやマッサージ、マニキュア、マイアミのスカイラインの素晴らしい景色を望むスカイデッキなどを楽しめます。
選りすぐりのグルメ料理や飲み物のメニューを備えたオンボードレストランもあり、ラグジュアリーな雰囲気を満喫しながら食事を楽しめます。
船内は無料のWi-Fiが飛んでいるので、ポケットWi-Fiを持っていなくてもリアルタイムで友達に自慢ができます。
豪華なVIP体験の様子をインスタグラムに投稿してみませんか?
公式サイト | http://www.miamiboatshow.com/ |
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ジェノバ国際ボートショー
出典 : https://www.ypiyachts.com/
ジェノバ国際ボートショーは第1回が1962年に開かれ、2017年には第57回を迎えた歴史あるボートショーです。
イタリアは造船所が多くある場所としても有名で、本場の最高級クルーザーを直接楽しめます。
2017年には148,228人が訪れ、そのうち44%が外国人というまさに国際ボートショーです。
32か国から884ブランドが集い、1100以上ものボートや備品、グッズを販売しています。
2017年は9月21日から26日まで開催され、2018年も10月前後に開催されると言われていますが詳しい日程はまだ未定です。
価格は大人15ユーロ、12歳以下無料となっています。
世界最大級のボートショーイベントで、クルーザーをゆっくり見て回ると一日では足りないボリュームです。
ゆっくり楽しみたい方はゆとりを持ったプランを組みましょう。
公式サイト | http://salonenautico.com/en/ |
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上海国際ボートショー
出典 : http://www.chinaboatshow.com/en/aboute_a2.html
中国の上海で開催されるボートショーで、中国国際ボートショーとも呼ばれています。
ニュージーランド、イタリア、オーストラリア、韓国、台湾、日本を中心とした全20か国から500社の出展者が集まり、約550のボートが展示されます。
ヨーロッパに比べるとやや見劣りしてしまいますがアジアでは最大級のイベントで、日本からのアクセスも良いので訪れる日本人が多いです。
2018年は4月26日~29日に開催されます。
スーパーヨット/高速ボート/パワーボート/ワークボート/セーリングボートはもちろんですが、カヌー、インフレータブルボート、ウィンドサーフィンといった手軽に楽しめるマリンアクティビティも紹介されています。
施設内にはプールが設置されており、カヌーの体験などができます。
釣り専用のコーナーもあり、トローリングを楽しみたい人は必見です。
さらにルアー釣りエリアも設けられているので、会場で釣りまで楽しめてしまいます。
日本からもアクセスの良い上海国際ボートショーに足を運んでみてください。
公式サイト | http://www.chinaboatshow.com/en/index.aspx |
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パリ国際ボートショー
出典 : https://app.jeanneau.com/
毎年12月にポルト・ド・ヴェルサイユ見本市会場で開催されるボートショーで、20万人以上が参加する年末恒例のビッグイベントとして名を馳せています。
2017年は12月2日?10日に開催予定で入場料は16歳未満は無料、16歳以上は16ユーロです。
会場には700平方メートルもの巨大なプールを設置し、スタンドアップ・パドル、ウェイクボード、カヤックを楽しめるようになっています。
会場を飛び出してセーヌ川へと向かえばスタンドアップパドルも楽しむことができ、まさにマリンアクティビティの宝庫ともいえるボートショーとなっています。
出典 : http://i-cms.linternaute.com/
体験型のアクティビティだけでなく、世界各地から集められたクルージングボートの展示も行っているので購入を検討しているクルーザーの内装と外装を納得行くまで見ることもできます。
アクセスも良いので観光の合間に寄ってみたり、ショーを満喫したらパリの美しい街並みへ繰り出せます。
ボートショー以外も楽しみたい人には特におすすめとなっています。
公式サイト | https://www.salonnautiqueparis.com/en/visit/practical-information |
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まとめ
いかがでしたか?
今回はインターナショナルボートショーについてご紹介しました。
国内でも開催されているボートショーですが、海外でも大規模なボートショーが開催されています。
どこの会場もその地域の特色を生かしたイベント作りをしており、どういった船を求めていくのかで目的地が変わります。
マイアミはスポーツフィッシャーなどを中心としており、釣り好きの方にはとてもオススメです。
上海は日本から近いので小型のクルーザーなど輸入に便利なものを、パリやジェノヴァはマリンアクティビティ用品からラグジュアリーな高級クルーザーまで取り揃えたオールラウンドな会場です。
ご自身の目的に合わせたボートショーを訪れるのが一番ではないでしょうか。