せっかくクルーザーで優雅なクルージングを楽しみたいのに揺れで楽しめないなんて経験はありませんか?
船は海上に浮かぶものなので揺れは付き物です。
ですがそんな揺れをきわめて少なくし、安定したクルージングが楽しめるのがLagoon社のカタマラン(双胴)ヨットです。
今回はLagoon社についてご紹介します。
出典 : http://www.the7exclusivejournal.com/
Lagoon(ラグーン)社について
Lagoon社は1984年に「Jeanneau」という造船会社の「競争部門JTA(Jeanneau TechnologiesAvancees)」の子会社として設立されました。
1987年から1996年にはカタマランシリーズの第一世代が誕生し、個人クルージングやチャーター用として販売されます。
そして1996年にBeneteauグループがJeanneau造船所を買収、Lagoonブランドの開発を引き継ぎます。
この節目の年となった1996年以降に誕生したカタマランシリーズは第二世代と呼ばれていて第一世代よりも広いスペースと快適さとなりました。
そして2003年には世界で三番目に大きいヨット専用造船所となり、カタマランヨット市場をリードするまでに成長します。
2006年にはハイブリッド、ハイブリッドディーゼル/電気推進装置を備えた世界初のクルージングカタマランを発表し、さらにそのブランド力を上げていきます。
そして毎年のようにニューモデルを発表したり今でも進化を続けています。
今回はこのLagoon社の造るセーリングヨットとモーターヨットの2種類の中から3モデルをピックアップし、外装・内装を詳しく解説していきます。
Lagoon社のヨット外装
Lagoon社のヨットの外装はモーターヨットとセーリングヨットは両方ともカタマランヨットですが、見比べると違いがあります。
船首が二又に分かれ、抜群の安定感を出すカタマランヨットでもモーターヨットとセーリングヨットではマストの有無やデッキの広さなど機能性に違いが出ます。
カタマランヨットだからこその特色や魅力はもちろん、モーターヨットとセーリングヨットだからこその魅力もご紹介します。
SEVENTY 7(セーリングヨット)
船首から船尾、船体からフライブリッジまでのボートのカーブが美しく、抜群の安定感を生み出します。
戦車のようにしっかりとしつつも高級セーリングヨットのようなラグジュアリーさも忘れてはいません。
どんな風でも捕まえられそうな大きな帆を張れば自然任せの優雅なクルーズが楽しめます。
モーターヨットでは考えられない程広いデッキに立てば海風を思いっきり満喫できます。
630 MY(モーターヨット)
カタマランヨットの形をしたモータークルーザーで、マストがないスッキリした外装をしています。
デッキはセーリングヨットタイプと同じように広々としていてちょっとしたパーティーを開けます。
停泊中は抜群の安定感を発揮し、快適な船旅が楽しめます。
船首とアッパーデッキにはサンパッドが設置されているので開放感あふれる日光浴まで楽しめるのです。
ちょっと人と違った豪華なクルージングを楽しみたいのならこのモデルがオススメです。
VOILIERS 380(セーリングヨット)
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全長11,55メートル( 37.11フィート)と、現在販売されているセーリングヨットの中では一番小さなモデルです。
ですが、その小ささを感じさせないホワイトで統一されたボディは気品溢れるフランスらしい造りとなっています。
立派なマストで風を受ければ10~15ノットでのクルージングが可能で、エコで優雅なクルージングが楽しめます。
船尾は階段と専用の手すりが付いているので海へのアクセスも簡単です。
日本の海は少し沖へ出ると波が高くなるので、このようなカタマランヨットがオススメです。
中でもこのモデルはコンパクトなので一番日本の環境に適したヨットと言えます。
Lagoon社のヨット内装
ヨットの中が狭く、不自由だとせっかくのクルージングも楽しめません。
見た目からは船内の広さは想像しにくく、どういった内装をしているのか気になりますよね。
カタマランヨットの特徴は幅が広いのでその分キャビン数が多く、沢山のゲストが宿泊可能です。
さらに船首が二又なので、デッドスペースを有効活用する工夫が重要となります。
そこで、先程ご紹介した3モデルの内装はどういった雰囲気なのかを写真と併せてご紹介していきます。
SEVENTY 7(セーリングヨット)
出典 : http://img.over-blog-kiwi.com/
Lagoon社のセーリングヨットの中でもトップクラスに大きなこのモデルは、5つのキャビンを備えています。
クルー専用のスペースもあり、まさに豪華さと快適さを極めた一艇です。
現代的で最新設備の整ったキッチンはレストランをそのまま移築したような快適さで、シェフを招けば本格的な料理が船内で楽しめます。
さらにクルー専用の休憩スペース・宿泊スペースもあるので、ゲストとクルーのプライベート空間を完璧に分けることができます。
このヨットの一番の目玉がオーナー専用スイートキャビンです。
一番大きなキャビンで、壁がテラスへと変わる最新技術を搭載しています。
贅を尽くした極上のキャビンで優雅な休日を過ごされてみてはいかがでしょうか。
630 MY(モーターヨット)
出典 : https://www.cata-lagoon.com/
無駄な装飾はせず、控えめで上品な雰囲気の内装となっている630 MY。
ゲストが落ち着ける心配りが散りばめられており、休暇を過ごすには最適のクルーザーです。
大きく開放感あるリビングは四方に窓が取り付けられ、自然光を取り入れやすく外の景色も楽しめる工夫がされています。
あえてテーブルにソファを合わせることで安定感とリラックス効果を出し、海上での食事も心から楽しめます。
キャビンはホワイトやクリーム系の色に暖色系の差し色を合わせる北欧テイストで、日の当たりにくいキャビンを明るく見せる工夫がうかがい知れます。
その色使いからわかるように船の中であることを忘れさせ、安心できる我が家のようなホテルの一室であるかのような雰囲気です。
安心感を求めた現代的なモーターヨットではないでしょうか。
出典 : https://www.cata-lagoon.com/fr/630-my
VOILIERS 380(セーリングヨット)
出典 : https://www.cata-lagoon.com/
無駄なものを捨て、機能性を重視した船内はシンプルで狭さを感じさせず、過ごしやすくなっています。
横幅が広いことを活かした設計で、なんと37フィートのヨットの中に十分な広さのキッチンがあります。
そのすぐ横にはソファ・テーブルもあり、ゆっくりと食事を楽しめます。
隠れ家のようなキャビンは最大4部屋設置可能です。
コンパクトな見た目からは想像ができない程船内は広々としていて、もっともコストパフォーマンスに優れたセーリングヨットではないでしょうか。
出典 : https://www.cata-lagoon.com/
Lagoon社のヨットを購入するには
日本でBeneteauグループの総輸入販売を行っている「ファーストマリーン株式会社」で購入が可能です。
今回ご紹介したLagoon社のクルーザー以外にもベネトウ社やジャノー社など豊富に取り扱っています。
公式サイトの「新艇・中古艇情報」から在庫を少し覗けるのでぜひチェックしてみてください。
また、お目当てのヨットも輸入可能かどうか問い合わせができるので、「こちら」から問い合わせてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
今回はLagoon社のセーリングヨットを中心にご紹介しました。
アメリカスカップでも使われているカタマランタイプのヨットで、抜群の安定性と広々とした船内が特徴のモデルでした。
日本で楽しめるクルーザーの大きさは限定的で、選択肢があまりありませんがLagoon社のクルーザーであれば日本でもラグジュアリーで快適なクルージングが楽しめます。
ぜひLagoon社のセーリングヨットで楽しいマリンライフを満喫してみてください。