セーリングヨットと言えば大きな帆で風を受けて進むエコなヨットですよね。
その優雅さに惚れる人が多く、セーリングヨットは昔から人気の商品となっています。
そんなセーリングヨットを長年の間フランスで造船しているのがDufour(デュフォー)社です。
フランスの華やかさと優雅さを兼ね備えたヨットで、国内外からの評価がとても高いです。
今回はDufour社についてご紹介します。
出典 : https://sailo.s3.amazonaws.com/
Dufour社について
では一体Dufour社はどのような造船会社なのでしょう。
まずはその歴史からご説明します。
Dufour社は1964年に「Michel Dufour」によって設立された会社です。
元々彼は機関車用部品を製造する工場で働いており、そこで使用されていたガラス繊維が造船にとっても理想的であることに気が付きます。
そして彼は同僚の「Francis Deschamps」と共にLa Rochelle(ラ・ロシェル)の郊外で最初の船を作り上げます。
最初のモデル「Sylph」は21フィートと小型ではありますが、ガラス繊維で作られていてとても頑丈で、瞬く間に売れていきます。
1964年から1974年までに多数のモデルが販売され、DuFour社の知名度はどんどん上がっていきます。
順調に成長していると思われましたが、1981年に会社の事業が失敗し、生産が一時的にストップしてしまいます。
ですが、そんなトラブルに見舞われても翌年にはDufourT6とDufourT7というモデルを発表します。
このモデルでも成功を収め、Dufour社は更なる成長をしていきます。
そして2013年にバイエルンヨットグループによって会社が買収・再編成され、現在に至ります。
Dufour社のセーリングヨットは30フィート以下のカテゴリーで「ヨーロピアン・ヨット・オブ・ザ・イヤー」に選ばれるなど国際的にも評価されています。
次はDufour社が実際に販売しているモデルを参考にどのような外装・内装なのか見ていきましょう。
Dufour社のセーリングヨット エクステリア
直線的なデザインかと思えば見る角度を変えれば独特の曲線美が楽しめる外装をしています。
光沢のあるボディは太陽の光によって色合いを変える宝石のよう。
ラグジュアリーな最高級サロンクルーザーのような佇まいは眺めているだけで心がスッと吸い寄せられてしまいそうです。
その惚れ惚れとするような外装は芸術が町に根付いているフランスだからこそなのでしょう。
次はDufour社が販売しているモデルの中でも特にオススメなものを3モデル選び、それぞれの外装をご紹介していきます。
Exclusive 56
出典 : http://www.dufour-yachts.com/
約17メートルの大きなモデルで、洗練されたデザインと驚異的な技術が搭載されています。
激しいクルージングにも耐えうる強靭なボディは綿密な設計とそれを実現する高い技術力のたまものです。
マストとボディの比率は効率よく船を進めるために計算された大きさで、まさに黄金比と言える美しさです。
広々としている船上は、停泊中に日光浴を楽しんだりクルージング中に海風を満喫したりと様々な使い方ができます。
なんとバーベキューグリルも搭載しているので優雅な海上バーベキューまで楽しめます。
見た目の美しさだけでなく機能面にもこだわりを持って造られたモデルとなっています。
Grand large 460
出典 : http://www.dufour-yachts.com/
13メートルと少々サイズは落ちますが、機能性・快適性を損なうことなく船上のスペースを最適化するように再設計されています。
現代的なスタイルの船体は都会的な芸術美が感じられる仕上がりとなっています。
今まで自分の思い描いていたセーリングヨットの概念が覆る程斬新な外装は新しいジャンルのヨットが誕生した感動を味わっているのような感覚に陥ります。
他に類を見ないセーリングヨットに乗りたいのならこのモデルはいかがでしょうか。
日本でも使い勝手のいいサイズ感なので、非常にオススメです。
DRAKKAR 24
出典 : http://www.dufour-yachts.com/
2016年に販売されたモデルで、現在販売中のモデルの中では一番小さなサイズです。
全長7メートルと非常にコンパクトですが、最大で7人まで運ぶことのできるパワフルなヨットです。
セーリングの初心者でも扱いやすく、フランスセーリング連盟が称賛したモデルとなっています。
もちろんスポーツとしてセーリングを楽しむ人にも愛されています。
コンパクトながら高級感溢れるデザインなのはDufour社が設計・造船しているからこそでしょう。
1.5メートルの浅いドラフトが装備されているのでトラックで簡単に運ぶことができるのも強みの一つです。
このモデルは船内の居住部は無く、純粋にセーリングを楽しむモデルとなっていますのでご注意ください。
Dufour社のセーリングヨット インテリア
Dufour社のセーリングヨットは内装にも一切の妥協をしていません。
モダンで快適な船内は海上の別荘と呼ぶに相応しい仕上がりです。
それぞれのモデルごとに個性があり、自分好みにカスタマイズすることも可能です。
より快適で楽しいクルージングを過ごすために必須ともいえる内装をご紹介していきます。
Exclusive 56
出典 : http://www.dufour-yachts.com/
圧迫感をまったく感じさせないのは船内が広いのもありますが、ポイントは家具の色使いです。
明るい色を基調として、壁を照らすように照明を付けることで開放的で奥行きのある空間を作り出しています。
細部にまでこだわり作られた内装は何も手を加える必要のない完成された美しさを感じます。
もちろん広々としたキッチンスペースもあるので海上でも作り立ての美味しい料理を楽しめます。
船内の数少ないプライベート空間であるキャビンも開放感溢れる内装となっていますが、ダークカラーを使う事で落ち着いた雰囲気も出しています。
キャビンは日々の疲れ・クルーズの疲れを癒す場所です。
心からリラックスできるような工夫がされているのが分かりますね。
自分好みにインテリアを加えれば自分だけのプライベート空間となりますのでぜひご自身の好きなように弄ってみてはいかがでしょうか。
出典 : http://www.dufour-yachts.com/en/yachts/exclusive-56#
Grand large 460
出典 : http://www.dufour-yachts.com/
13メートルのセーリングヨットの中とは思えない程広いサロンはゲストを招いての食事も窮屈さを感じることなく快適に楽しめます。
ホワイトとミディアムブラウンで統一された内装は明るく華やかな雰囲気ですが、照明を少し落とせばちょっと落ち着いた大人な空間に早変わり。
使用シーンに合わせて柔軟に雰囲気づくりができるのはとてもうれしいですよね。
赤やオレンジなどの暖色系を加えればホッと一息つけるようなリラックス効果も得られるのでとてもオススメです。
キャビンは少し手狭ですが、船体の大きさを考えれば十分すぎるほどです。
レイアウトは3パターンありますが、大きく分けるとキャビンが船尾側に2つ・船首側に1つあるレイアウトと船尾側に2つ・船首側に2つのレイアウトがあります。
そのため写真では少し狭く感じますが、レイアウトによっては広いキャビンとなります。
ベッドの下に収納スペースを設けるなど、限りある空間を有効活用している工夫もしっかりと見受けられます。
上質な休日をぜひこのモデルで楽しまれてみてはいかがでしょうか。
出典 : http://www.dufour-yachts.com/
Dufour社のセーリングヨットを購入するには
Dufour社のセーリングヨットを購入するにはフランスまで行かないといけないの?と思いますよね。
Dufour社程有名な会社になると日本にも正規ディーラーはありますのでご安心ください!
正規ディーラーは神奈川県横浜市に本社を構える「株式会社アクティブマリン」という会社です。
新艇の輸入販売以外にも中古艇の販売も行っています。
また、Dufour社以外にもヨットを取り扱っています。
Dufour社のセーリングヨットの購入をご検討の方は「株式会社アクティブマリン」にお問い合わせください。
まとめ
いかがでしたか?
今回はDufour社のセーリングヨットをご紹介しました。
どのヨットも美しい外装・内装で贅沢な休日を過ごすには最適な船でしたね。
機能性も重視していて、不自由なくクルーズが楽しめるのは高級セーリングヨットだからこそ。
海上でバーベキューまで出来るとは、さすが約半世紀も船を造り続けてきた会社ですね。