ジェットスキー 免許

ジェット免許取得 海をより楽しむための水上オートバイ

最終更新日 : 2017.09.16

手軽に楽しめるマリンスポーツとと言えば水上オートバイ(ジェット)で大海原を自由に疾走すること。

海で泳いでるときに水上バイクに乗ってみたいなーと思った方も多いのではないでしょうか。

敷居が高いと思われがちなマリンスポーツですが、実はそんなことはありません。

今回は水上オートバイ(ジェット)の免許取得方法についてご紹介します。

まず、一般にジェットと言われる水上オートバイですが、メーカによって呼称が違う使い方をされています。

ヤマハではマリンジェットと呼ばれ、カワサキではジェットスキーという通称となっています。

いずれも水上オートバイ(ジェット)ですので違いはありません。

水上オートバイ 免許
出典 : https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/marinejet/index.html/

水上オートバイ(ジェット)を運転するための免許取得条件

まず必要なのが免許証です。

路上をバイクで走行するにも免許が必要なように、水上を走るのにも免許が必要なのです。

ボート免許は、正式には「小型船舶操縦免許証」と言われる国家資格です。

ボートの免許の種類は「1級小型船舶操縦士免許(1級免許)」「「2級小型船舶操縦士免許(2級免許)」「2級湖川小出力小型船舶操縦士免許(湖川免許)」「特殊小型船舶操縦士免許(特殊小型免許)」の4種類に分けられています。

水上オートバイ(ジェット)を運転するのに必要な免許は4種類の中でも一番簡単な「特殊小型船舶操縦士免許」です。

このように船の免許にもグレードはあり、自動車免許で例えると特殊小型船舶操縦士免許は原付免許のような位置付けです。

免許の区分によって運転できる操船場所や陸岸からの距離が変わって来るので釣りを楽しみたいという人には結構重要なことなのです。

ですが今回は水上オートバイ(ジェット)を運転するのに必要な免許なので、そこは割愛します。

特殊小型船舶操縦士免許は満16歳以上の方が取得可能で、高校生の年齢から運転ができます。

運行区域は湖・川および陸岸より2海里(約3.7キロメートル)以内と定められていて、それ以上は行ってはいけない決まりとなっています。

でも免許を取得したいが、どこに行けばいいのか分からないという人が大半ではないでしょうか。

次に免許がどこで取得できるのか紹介していきます。

運転免許取得が出来る施設

船舶操縦士免許は国家資格なので国の定めた実技と学科両方の試験をパスしなければいけません。

そこで大切なのが教習、講習です。

ヤマハ発電機が実施している講習が受けられる場所・会場を参考に見ていきましょう。

東京周辺で実施している場所は羽田、多摩川競艇場、千代田町赤岩、横浜鶴見などとなります。

中部地方は伊勢湾マリーナ(四日市)、ヤマハマリーナ浜名湖(湖西市)の2か所です。

大阪関西エリアはタキモトワークス淀川(摂津)、ヤマハマリーナ琵琶湖(琵琶湖)、高石マリーナ(高石)となっています。

ヤマハ以外にもJEIS(ジェイス)一般財団法人日本船舶職員養成協会、ライセンススクール&マリンショップが同じ内容の講習を行っています。

遠い場所だと通うのがたいへんなので、お住まいの地域から一番近い教習所を探してみてください。

海から離れているという人でも河川で行っている会場もありますので、探してみると案外近くでやっていたなんていうことも。

教習ではどのような内容、どれくらい日数がかかるのかがなるのか気になりますよね。

自動車教習のように長い期間を要すると、気軽に申し込みは出来ず躊躇してしまうものです。

次は教習の流れ、日程などについて掘り下げていきます。

実際の教習の流れと内容

特殊小型船舶操縦士免許は最短で1日、長くても2日で取得できるコースがあります。

最短一日は学科を自習するコースで、知識のある方にオススメのコースです。

2日コースは学科と実技を1日かけて行い、後日試験をするといった流れになります。

自動車の免許とは違い長くとも2日なので、時間のない社会人の方でも休みを上手く利用すれば簡単に取得が出来ます。

免許が必要で敷居が高いと思われがちな水上オートバイですが、免許も簡単に取得できるのでそんなことはありません。

実際にヤマハボート免許教室が行っている講習内容を例に詳しく見ていきましょう。

学科講習

まずは学科講習で、国家試験で出題される「小型船舶操縦者の心得及び遵守事項」「交通の方法」「運航」について学びます。

国家試験の出題傾向を踏まえた解説や航海に関する知識を講師がわかりやすく教えてくれるので、海に関する知識が全くない方でも理解しやすくなっています。

本番の試験では「小型船舶操縦者の心得及び遵守事項」が12問、「交通の方法」が10問、「運航」が18問の計40問となっています。

合格条件は各科目50%以上かつ全体で65%以上正解していることなので、全ての項目をバランスよく点数を取らないといけません。

学科の自習コースもありますが、急がば回れと言うように学科対策をしっかりと行うことでスピーディーな合格に繋がります。

何度も受験してお金を無駄にするよりも賢く1発で合格を目指しましょう。

実技講習

実技講習では実際に水上オートバイに乗って運転方法や点検のやり方、ロープワークなど学びます。

水上オートバイの操縦は安全確認から発進、直進単旋回、危機回避、停止といった基本的なことから8の字、スラロームと言った少し技術の必要な事もやります。

また、万が一の事態に備えて要救助者に見立てたブイを使った人命救助の講習も行います。

一見難しそうに見えますが、試験では教習を受けたコースをそのままやるので、練習通りにやればすんなりとクリアできる内容です。

まじめに取り組んで免許取得を目指しましょう。

講習でかかる費用

気になるのは免許取得にかかる費用ですよね。

あまりに高額だと気軽に取得は出来ません。

ヤマハボート免許教室で実際にかかる費用を参考にどれほどの金額がかかるのか見ていきましょう。

  • 申請代行料:6,480円
  • 登録免許税:1,500円
  • 国家試験料身体:3,450円
  • 国家試験料学科:2,900円
  • 国家試験料実技:16,400円

上記の総額30,730円に受講料を足した金額が最低限かかる費用です。

受講料は学科を受講しないコースだと21,570円、学科を受講するコースだと30,270円となります。

最低で52,300円、最高で61,000円なので、びっくりする程高額ではないにしろ比較的安いという額でもないですね。

もう終わり!?簡単に免許取得!

船舶免許は誰でも簡単に取得できるので、敷居の高いイメージを払拭して、エントリーのしやすさを売り込む。

上記の試験内容に合格すれば免許証を発行してもらえます。

専用の施設に行って発行手続きをする必要もなく、合格したら数週間後に自宅に免許証が郵送されてきます。

時間のない人でも免許証の発行が出来ますので、とても手軽に取れる免許証の一つであると言えますね。

今までは敷居が高いイメージがありましたが、このように簡単に免許が取得できるので気軽にマリンスポーツを楽しみたい方はぜひ特殊小型船舶操縦士免許の取得をオススメします。

水上オートバイはレンタルして乗れるので高い車体台、管理場所、維持費など気にすることなくお乗りいただけます。

免許を取ってマリンスポーツを心行くまで楽しんでみませんか?

TPSPビブスの着用義務について

東京港・湾・河川 水上オートバイ安全航行推進プロジェクトの一環で2017年4月より東京湾近郊の航行に新たなルールが加わりました。

東京湾付近での水上オートバイの航行には事前に安全講習会を受講しTPSP安全講習会修了証を取得し専用ビブスを着用しての航行を行ってください。

個人での購入ビブスはブラックのみ1枚3,000円(税込み)となっています。

ビブスが届くまで6週間程かかるので、早めの準備をして安全な航行を行いましょう。

TPSP
出典 : http://www.tpsp.jp/

まとめ

いかがでしたか?

今回は水上オートバイの免許取得方法についてご紹介しました。

ジェットスキーを楽しむのには免許証が必要で敷居が高いと思われがちでしたが、実は簡単に免許が取れてしまうのです。

教習所によって費用は多少前後しますが、格安プランなどを用意している教習所もあります。

交通費などを考えて自分が一番通いやすい場所を選びましょう。

気になる会場があれば、実際に書類の請求をしてみましょう。

また、ジェットスキーを所持していなくてもレンタルが出来ますので気軽に遊べるスポーツとして注目されています。

友達と一緒に海で遊びたい大学生や日ごろのストレスを発散したい社会人など若い人はもちろん60歳以上の人も新しい趣味として楽しまれています。

ぜひこの機会に免許を取得してマリンスポーツを楽しまれてみてはいかがでしょうか。

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