クルーザーの本場は地中海と思われていますが、実はコアラで有名なあのオーストラリアにもヨットメーカーはあります。
日本のヤマハボートのようにオーストラリアで根強い人気のRIVIERA社のクルーザーはイタリアの高級クルーザーと肩を並べているブランドです。
そんなRIVIERA社の製作するヨットはどれもスポーティーで芝生の上を走る競走馬のような美しさがあります。
今回はオーストラリアのRIVIERA社のSUVクルーザーについてご紹介します。
RIVIERA社の歴史
RIVIERA社は1980年にオーストラリアの首都シドニーから程近いテリーヒルズで誕生しました。
一番最初のモデルは「38 MKIモデル」で、今でいうスポーツフィッシャーの原型のような造りでした。
その翌年にはクイーンズランド州ゴールドコーストに移動し、今に至るまで数々のヨットを世に送り出してきました。
1985年にはヨーロッパへ初めて輸出され、1991年にはモダン・ボイティング誌のボートオブザイヤー賞を受賞するなど華々しい道を歩んでいきます。
その後も工場の規模を拡大させ、2000年に入るころには以前の3倍もの規模へと成長し大ました。
RIVIERA社の造るヨットはスタイリッシュで洗練されたスポーツヨット、スポーティで冒険的なSUVシリーズ、豪華で長距離の新しいスポーツモーターヨットデザインと時代遅れの古典的なベリーズモーターヨットなどその種類は様々です。
現状に満足しない野心で毎年進化を続け、2017年には権威あるアジアのボート賞で最高のスポーツクルーザー(45フィート以上)に選ばれるなどその歴史を刻み続けています。
そんなRIVIERA社の造るSUVクルーザーがどのようなものなのか気になりますよね。
実際に販売されているモデルを参考にヨーロッパのボートとはまた違った良さを発見していきましょう。
RIVIERA社のクルーザー外装
まず注目していただきたいのが外装です。
古くからボートは同じフォルムですが、年を重ねるごとに無駄なものがそぎ落とされて洗練されたデザインへと進化していきます。
これはRIVIERA社のボートも同じで、SUVクルーザーに至っては海上を航行するのに特化したフォルムとなっています。
船首が海と風を切り裂き、少ない抵抗でボートを前へ前へ押しやります。
もちろん速さを追求するだけでなく操縦性の向上も忘れていません。
スポーティーで冒険好きな人にオススメなのがREVIERA社のSUV。
ただ速いだけでなく、なんとトローリングボートとしての使い方もできるのです。
SUVクルーザーとスポーツフィッシャー両方を同時に楽しめるクルーザーはおそらくこのモデルだけでしょう。
高性能なフライブリッジ、ブルー・ウォーター・クルージングと魚を保存できるいけすなど釣りに必要な機能が詰まっています。
各モデルのこだわりを見ていきましょう。
575 SUV
出典 : http://panel.enquireme.com.au/
SUVとスポーツフィッシャーを掛け合わせた独創的で新鮮な新しいデザインは今まで目にしてきたクルーザーとは一線を画しています。
どこか異質でスタイリッシュな575 SUVで大海原を冒険する時間は幼いころに感じた興奮をもう一度体験できるでしょう。
海を切り裂くように航行する姿はとても美しく、白い船体から白波が止めどなく溢れ出る幻想的な走りを楽しめます。
少し難易度の高いトローリングにも挑戦できますよ。
525 SUV
出典 : https://novostiphuketa.com/
現代的な船体窓と開放ポートホールを備えた洗練されたスタイリッシュな外装が特徴のモデル。
ハンドレールを備えた広いウォークアラウンドサイドデッキもあり、船全体を余すところなく楽しめます。
サンパッド付きの大型フォークデッキもあるので少し沖へ出ればプライベートビーチの完成です。
流れるような美しさがある船体は眺めるだけでうっとりしてしまいます。
大きさは約18mでソファーやテーブルを設置しても窮屈さを感じさせません。
445 SUV
出典 : http://www.leemarine.com/
どこか古めかしいアンティーク感を感じられる船体は現代的な魅力と古風な魅力が合わさった何とも言えない独特の雰囲気を醸し出しています。
もちろん機能面でも上記のモデルに劣っているわけではありません。
船底のV字ラインは速度と操作性を考えて14.5度の角度で調整されています。
パフォーマンスを低下させることなく、不安定な海域でも安定感ある航行が可能で、不快感を感じさせない造りです。
約14mと上記のモデルに比べると小型ですが、このような設計のおかげで小さいと不安定という今までの先入観を完璧に覆します。
RIVIERA社のクルーザー内装
もちろんRIVIERA社のクルーザーは外装だけでなく内装も洗練されたデザインです。
ヨーロッパで人気のあるクルーザーに比べると大きさは劣りますが、大きさをカバーするだけの充実したアメニティが魅力です。
スポーツフィッシャーマンとしての一面もあるので、もちろん釣りあげた魚を保存するために必要な設備も整っています。
各モデルごとの内装をご紹介していきます。
575 SUV
出典 : http://imt.boatwizard.com/
575 SUVは約19mの船体でその見た目からは想像できないほどの機能性を兼ね備えています。
革新的なコックピットのレイアウトは、トランサムの座席と収納スペース、ツインバーベキュー、冷蔵庫、製氷機付きのウェットバーとなっています。
船尾のデッキを展開すればそこは海上のビーチ、レストランに早変わり。
ゆっくり釣りを楽しむもよし、日光浴を楽しむもよしの万能テラスでぜひ休日をゆっくり過ごしてみてください。
最高級のレザーを使用した豪華な内装にハイエンド家電で快適な暮らしをサポート。
モダンなベッドルームはシャワールームもありホテルの一室のような雰囲気です。
あなただけのプライベート空間で休日を心の底から楽しみましょう。
出典 : http://bosuns.com/
525 SUV
出典 : http://www.rivieraaustralia.com/
大型の天幕の窓とスライドガラスのドアは、強力なステンレススチールのフレームで現代的な造りです。
照明にもこだわり、繊細なLED照明はベッドルームでの雰囲気を盛り上げてくれます。
ベッドルームは3部屋あり、バスルームも2部屋ある贅沢な仕様。
サンルーフ、サイドウィンドウを開けば自然光と新鮮な空気を取り入れられるのでビーチでくつろいでいるような雰囲気を味わえます。
水容量750リットルと大容量なので海の上での生活も不自由なく快適に過ごせます。
船尾の大型フォークデッキを展開すれば575 SUVモデルと同じようにプライベートビーチにいるような
525 SUVで大切な人とかけがえのない時間を共に過ごしてみてはいかがでしょうか。
445 SUV
出典 : https://imgs.yachthub.com/
約14mで上記の2モデルの中では一番小さいですが、広いダイニング、カクテルを楽しめるバー、ゆったり読書ができるラウンジなど機能面では非の打ち所がありません。
広々としたシステムキッチンもあり、海上で優雅な食事を楽しむこともできます。
もちろんベッドルームもラグジュアリーな造りで、不自由を感じさせない細かな造りとなっています。
コックピットは二人掛けになっているので迫力あるクルージング風景をコックピットで並んで楽しめるので盛り上がること間違いなし!
小さいながらも厳選した内装で、他の高級クルーザーに負けない魅力を持っているモデルとなっています。
RIVIERA社のクルーザーを買うには
RIVIERA社のクルーザーがほしいけどどこで買えばいいんだろうと思いますよね。
正規販売ディーラーは現在日本には無いようなので、オーストラリアからのインポートしか方法がないようです。
日本で購入をご検討の方はお近くのクルーザー販売代理店に相談してみることをオススメします。
ご自身の予算と相談してベストなものを選んでいきましょう。
RIVIERA社への問い合わせは「こちら」から。
まとめ
いかがでしたか?
今回はRIVIERA社のSUVクルーザーについてご紹介しました。
SUVクルーザーとスポーツフィッシャー両方の機能を備えた万能なクルーザーで、オーストラリアを飛び出して世界で愛されるヨットメーカーへと成長した理由がわかりましたね。
海外の高級クルーザーに負けないほどラグジュアリーな船内は美しいだけでなく機能性にも優れています。
日本のマリーナでも保管できる大きさなので日本でオーストラリアのクルーザーを楽しみましょう。