釣り好きなら一度は楽しみたいと思う憧れのトローリング。
そんなトローリングを楽しめるクルーザーであるスポーツフィッシャーを所有してみたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
アメリカのフロリダ州はスポーツフィッシャーを造船する会社が多数ありますが、フロリダ州の正反対に位置するカリフォルニア州にもスポーツフィッシャーを造船している会社があります。
今回は知る人ぞ知るCABO Yachs社についてご紹介します。
出典 : http://oysterharborsmarine.com/
CABO Yachs社とは?
Cabo Yachtsは、1991年にHenry Mohrschladtによって設立されたブランドで、世界的に有名なアメリカンブランドです。
カリフォルニア州アデラントに設立され常に革新の最前線に立っており、常に製品を高めて世界で認められるクルーザーを造船しています。
カボ35フライブリッジというモデルを1992年に販売したのがCABO社のスタートで、現在でも売れ続けているロングセラー商品です。
しかし2017年現在、残念ながらCABO社は一時的な休息時期に入り、新モデルの製作は行っていません。
パーツや今まで販売していたモデルについては変わらずに製造、販売しているので、入手やメンテナンスは可能なのでご安心ください。
新モデルの発表は2009年でストップしていますが、現在でも十分通用するそのデザイン・技術力に富んだモデルばかりです。
実際に販売されているモデルを例にCABO社のスポーツフィッシャーがどういった外装・内装をしているのか詳しくご紹介していきます。
CABO社スポーツフィッシャーのエクステリア
CABO社のスポーツフィッシャーはほぼすべてにツナタワーが設置されており、高い視線から目視で鳥山などを探せます。
大型の獲物をしっかりと狙えるようにスピードが出やすい形状を研究し、スポーツフィッシャーの理想的な形を実現しました。
高級クルーザーとは違った美しさのあるボートで、どんな獲物でも釣り上げられるような見た目をしています。
実際に販売されているモデルを参考により詳しく見ていきましょう。
CABO35 FLYBRIDGE
出典 : http://oysterharborsmarine.com/
全長11.43mのこのモデルはディープV型船体でどっしりとした形をしており荒々しい海上でも安定した乗り心地なのが特徴です。
スポーツフィッシャーに限らず小さなクルーザーは波の高い沖だと不安定になりますが、そのような心配はありません。
40フィート未満のクルーザーは宿泊可能人数は最大4名までが多いですが、コックピットはツナタワーに設置されており、メインキャビンは最大6名まで宿泊可能となっています。
幅が広く安定感があるのに加え大人数で釣りが楽しめるのはうれしいですね。
白に統一されたボディも美しくトローリングを楽しむだけでなくマリーナに停泊中に眺めてもうっとりとしてしまう一艇です。
CABO52 FLYBRIDGE
出典 : http://www.quayside.co.jp/
先程のCABO35 FLYBRIDGEと同じシリーズの中でも最大の大きさを誇るモデルです。
どんな遠洋でも快適な釣りが楽しめるように造られたこの船は他のどのボートよりも広く、安定感に優れています。
波が高くても波を切り裂き航行できるので天候の良し悪しに左右されずにトローリングが楽しめます。
さらに3段もの高さを誇るツナタワーは最も高い位置から遠くの水平線まで見渡せます。
ワンランク上の釣りを楽しみたい人にオススメの一艇です。
CABO32 EXPRESS
出典 : http://usaboatreview.com/
CABO社の販売しているモデルの中では一番小さなモデルですが、スポーツフィッシャーとしての機能は全て詰まっています。
ツナタワーがあるのはもちろんですがメインデッキとツナタワーの両方にコックピットがあるので状況に合わせて使い分けることができます。
コンパクトながら最大で4名まで宿泊可能なので釣り仲間を誘って一緒にトローリングのスリルを味わえます。
見た目にもこだわりつつ無駄を極力削って洗練されたボディは海上での高速航行を可能としています。
小さいからこそのスピード感をぜひ体感してみてください。
CABO52 ECXPRESS
編成双軸ファイバーグラス製補強材、真空充填不発泡フォーム共に要所に採用し、驚異の軽減を実現したCABO社の最高傑作と言っても過言ではない一艇です。
その見た目からわかる通りどんな波も乗り越え力強く走る姿が見て取れます。
こちらも3段ツナタワーを装備し、最上層からの操船も可能です。
高級クルーザーに負けない美しさは大地を駆ける白馬のような美しさを感じられます。
上質な環境で最高の釣りを楽しみたいというワガママな人にはこのモデルしかないでしょう。
もちろん内装も豪華ですが、それは次で詳しくご紹介します。
CABO社スポーツフィッシャーのインテリア
快適に釣りを楽しむのは機能面だけでなく内装も重要ですよね。
せっかく遠洋まで出かけても過ごしにくく、リラックスができないと釣りをする前に疲れてしまいます。
また、釣りが終わった後も安らげる場所でなくては真のスポーツフィッシャーとは呼べないのではないでしょうか。
ですが、CABO社のスポーツフィッシャーは全てのモデルで安らげる内装をしています。
先程ご紹介した4モデルのインテリアを順番に見ていきましょう。
CABO35 FLYBRIDGE
出典 : http://cabodiscounttours.com/
こちらのモデルは本来コックピットがある場所をキャビンにし、35フィートの船とは思えないほど広いキャビンとなっています。
ベッドルームはもちろん疲れたらちょっと休憩できるソファを備えています。
テーブルもあるので釣り仲間と共に食事も楽しめます。
簡単な調理の出来るキッチンもあるので、釣り上げた魚の下処理や軽食を作れるのはうれしいですね。
小さなクルーザーですが、2段ベッドを設置するなど狭いスペースを有効に活用する知恵が各所に散りばめられています。
小型だからと候補から外さず、あえて小型なこの一艇も候補に入れてみてはいかがでしょうか。
出典 : http://www.luxuryatch.com/
CABO52 FLYBRIDGE
出典 : http://media.channelblade.com/
こちらのモデルもツナタワーにコックピットがあるので広々としたキャビンが楽しめる快適なスポーツフィッシャーマンです。
その広さは通常の船に比べて2倍はある程で、キャビンへ入ればスポーツフィッシャーであることを忘れてしまいそうになります。
ラグジュアリーな空間は優雅なひと時を過ごすにはピッタリで、釣りだけでなく水上のバカンスも楽しめます。
もちろんスポーツフィッシャーなので釣り竿の収納スペースもあります。
ベッドルームも広々としているので、日々の疲れはもちろん釣りで疲れた身体を優しく癒してくれます。
シャワールームとトイレも完備していますので、不自由のない快適な釣りをお楽しみ下さい。
出典 : http://oysterharborsmarine.com/
CABO32 ECXPRESS
出典 : http://usaboatreview.com/
一番小さなモデルですが最大4名まで宿泊可能となっていて、デッドスペースを作らないように考えられた設計がされています。
少し窮屈に感じることもありますが、釣りに必要な装備だけでなく生活に必要なものは全て揃っています。
室内の最大天井高は約2mなので写真で見るよりも実際の狭さは感じません。
釣りをメインとし、快適性は二の次という方にオススメの一艇です。
出典 : http://images.boatdealers.ca/
CABO52 ECXPRESS
出典 : http://www.wallycastro.com/
こちらのモデルはCABO52 FLYBRIDGEモデルと同じ大きさですが、メインデッキにコックピットがある分室内は少し狭くなっています。
ですが、コックピットにもソファやイスが設置してあるので狭さは全く感じません。
食事をする際はデッキへテーブルを運んで椅子を設置すれば開放感ある食事を楽しめます。
白に統一された清潔感溢れるトイレや落ち着いた色使いのベッドルームなど細部にまでこだわったキャビンが魅力的です。
広いキッチンは収納スペースが沢山あるので食器類以外にも日用雑貨など生活感の出るアイテムを収納しておけます。
キャビンには最大で8名まで宿泊が可能なので大人数での楽しい釣りを楽しみたい方にはとてもオススメとなっています。
出典 : http://www.luxuryatch.com/
CABO社のクルーザーを購入するには
ニューモデルの製作が中止しているCABO社ですが、従来のモデルは通常通り販売されています。
日本にも正規代理店が横浜市金沢区にあります。
展示場も横浜市磯子区にありますのでCABO社のクルーザーについて質問がある、実際に見てみたいという方はぜひ「こちら」の正規代理店へご連絡ください。
中古艇の販売・買い取りも行っていますので今所有しているクルーザーを売却して購入を考えているという方も相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
今回はスポーツフィッシャーを造船しているCABO社についてご紹介しました。
CABO社のクルーザーは本格的なスポーツフィッシャーで、どれも魅力的なクルーザーばかりでした。
快適性を重視するか釣りを重視するかでモデル選びが変わる面白いクルーザー会社でしたね。
今はニューモデルの生産はしていませんがより進化したCABO社のスポーツフィッシャーが誕生するのが楽しみです。